「詰め替え用の方が高い」逆転現象を見たことはありませんか。日用品の売り場はサイズと価格が比例しない世界です。武器は1つ、g単価の計算だけです。

結論:判断基準は「価格÷内容量」のg単価(ml単価)だけ。本体ボトルと標準詰め替えはほぼ同単価のことが多く、得なのは1kg超の特大詰め替えで、g単価が本体の6〜7割になる。ただし「使い切れる期間(目安1年以内)」と「置き場所」を超えるサイズは、安くても正解ではありません。

g単価の計算式(10秒)

価格 ÷ 内容量 = 1gあたりの円

例(洗濯洗剤の典型的な売り場):

サイズ 価格例 g単価
本体 400g 328円 0.82円
詰め替え 360g 298円 0.83円(本体と同じ
詰め替え 900g 598円 0.66円
詰め替え 1800g 998円 0.55円(本体の67%)

標準サイズの詰め替えは「ゴミが減る」だけで、財布はほぼ変わりません。買うなら一番大きいサイズ——これが詰め替え売り場の原則です。

▼ この記事のイチオシ

特大サイズの3つの落とし穴

  1. 使い切れない:開封後1年を超えると香料の変質・分離が起きることも。家族の人数×消費ペースで「1年以内に使い切れるか」を先に計算
  2. 重くて詰め替えにくい:1.8kgの袋は片手で注げません。じょうご・詰め替えホルダーか、袋ごとセットできるボトルで解決
  3. 銘柄変更ができない:肌に合わない・香りに飽きた時のダメージが大きい。初めての銘柄は標準サイズで試してから

品目別・特大に向く/向かない

品目 特大詰め替え 理由
洗濯洗剤・食器洗剤 消費が速く劣化しにくい
シャンプー類 家族で同銘柄なら
ハンドソープ 手洗い頻度の高い家庭は◎
柔軟剤 そもそも使用量の見直しを
漂白剤(塩素系) 時間で塩素濃度が落ちる。半年で使う量に

「詰め替えない」という選択肢

詰め替え作業自体をなくす方法もあります。

  • 袋ごとホルダーにセットする専用ボトル(こぼす事故がゼロに)
  • 本体ボトルを買い直す(衛生面では最強。ポンプの劣化もリセット)
  • 詰め替えは完全に空にして乾かしてからが原則。継ぎ足しは雑菌と変質の元です

よくある質問

Q. セール価格とネット特大、どっちが安い? A. ドラッグストアの目玉セールが単発では最安のことも多いです。ただし追いかける時間コストを考えると、ネットで特大を定期的にが総合的に楽で安定します。

Q. g単価の比較、店頭でいちいち計算するのが面倒。 A. 棚札の「単位あたり価格」表示(100gあたり◯円)がある店ではそれを見るだけです。なければスマホ電卓で「価格÷内容量」——10秒の習慣が年間数千円になります。


詰め替え選びの正解は感覚ではなく割り算。次にドラッグストアへ行ったら、いつもの銘柄の棚で一度だけ計算してみてください。以後の買い方が変わります。